副業のためのSNS・ブログ立ち上げ方法

ビジネス

はじめに

フリーランスエンジニアのキロヒーと申します。

この度副業でアプリ開発を始めるにあたり、最初にSNSやブログ(当ブログ)の立ち上げを行いました。その際に準備すべきこと(決めるべきこと)や調べたこと、気をつけたことをまとめました。

そもそもSNSやブログは必要?

SNSやブログ自体を収益源にする人はもちろん、副業の形態にもよりますが、多くの方にとって自分のビジネスを宣伝する場は必要かと思います。

現在ネットの影響力が大きいのは言うまでもなく、SNSやブログは多くの場合無料で始めることも可能(ただし用途によっては有料のものを使う必要もある)なので始めやすいです。

私はアプリ開発の副業を始める最初の段階でSNSとブログの準備をしました。理由として

  • SNSやブログが成長するまでには時間がかかる
  • 副業を進める過程で調べたことや考えたことを発信したかった
  • Webやマーケティングの基礎知識を身に着けたかった

といった動機がありました。

すぐに副業が軌道に乗ることは稀だと思います。特にSNSやブログは地道に投稿を続けることが大事になってくるため一朝一夕で完成するものではなく、早めの段階で準備したほうが良いと考えました。

やるべきこと

活動名、ハンドルネームの決定

どんな名前で活動するかは、ビジネスの今後の方針にとって重要なことだと思います。

お店を経営する、今後法人化の予定があるなどの場合、信頼性が大事になるので本名が前提になってくるでしょう。

しかしネットをメインとした活動する場合、ハンドルネームで活動することも一般的です。本名を使う場合でもネットの活動における「愛称」としてハンドルネームを持つこともありだと思います。

今回私は当面の間使うハンドルネームを決定しましたが、以下のようなことを意識して決定しました。

  • 覚えやすいこと
  • 可能であれば一般名詞ではなく、被りが少ないこと(SEO対策)
  • 明らかにハンドルネームだと分かること(本名っぽく見えるハンドルネームの場合、取引等で本名を出した際先方が混乱する可能性があると考えたため)

とは言え基本的には愛着が湧く、好きな名前をつければ良いと思います。

例えば有名人で「ダイゴ」さんと言えばみなさんはどなたを思い浮かべるでしょうか?

芸人の千鳥大悟さん、ミュージシャンのDAIGOさん、メンタリストのDaiGoさん、など複数の方が該当すると思います。

オリジナリティのある名前を考えられるのが理想ではありますが、この例のように有名人でも他人と被る名前で活動されている方や、一般的な名詞を使われる方もたくさんいらっしゃいます。結局のところ名前付けよりむしろその後の活動次第ですので、基本的には自分が納得できる、愛着が持てる名前が良いでしょう。

ただ、SNSはユーザー名が重複することは出来ないため、重複しそうな名前を検討されている場合にはユーザー名をどうするかはある程度検討しておく必要があります。

Google検索等を利用したり、以下のように主要SNSのユーザー名の空き状況を調べるサービスもあります。日本語の名前を検討している場合にはこの時英語表記も同時に考えておきましょう。

Instant Username Search
Instant Username Search checks out if your username is available on more than 100 social media sites. Results will appea...

各種SNSの登録

各サービスの登録方法については割愛しますが、利用予定のあるSNSのアカウントはまとめて取得してしまうと良いでしょう。

Xなどは有料プランも用意されていますが、後からでも加入は可能なのでまずは無料で始めれば十分だと思います。

ブログの立ち上げ

サービス(サーバー)の選定

Webサービスか、レンタルサーバーか

ブログ作成用のサービスは無料、有料様々なものが存在しますが、ざっくりと分けると

  1. Webサービスとして提供されているもの(代表例:はてなブログ、Amebaブログ)
  2. サーバーをレンタルし、ブログソフトウェアをインストールするもの(代表例:WordPress)

の2つに分けられます。

1についてはほとんどの場合無料で始められ、高度な機能を使う場合には有料版も用意されているというイメージです。なるべくお金をかけずに始めたい方に向いています。

また、登録すれば余計な手間なくすぐに書き始められるという簡易さもあり、PCが苦手という方にも適していると思います。

逆に2はほとんどの場合レンタルサーバーを有料で契約する必要があり、コストがかかってしまいます。また、現在は簡易化も進んではいますがサーバーの契約やソフトウェアの初期設定にはやや手間がかかることも事実です。

私は当ブログの立ち上げにあたり2(WordPress)を選択しました。理由としては料金や初期設定の手間を鑑みても、事業用途としてはメリットが多いからです。

  • 商用利用や広告の掲載等の制限が無い(1のWebサービス版は基本的に規約に則る必要がある)
  • 独自ドメインが取得でき、ブランドを構築できる(当ブログで言えばpotipoti-dev.com)
  • 豊富なカスタマイズ性で、デザインの自由度が高い
  • サービスの終了、アカウントの凍結などのリスクが少ない(大事に育てたアカウントが使えなくなれば顧客との繋がりを失う恐れがある)

これらのメリットは、絶対的な2の優位性ではなく、1のWebサービス版でもサービスをきちんと選定したり工夫をすれば実現できないものではありません。

ただ最後の「サービスの終了、アカウントの凍結などのリスクが少ない」については、事業を継続するうえでかなり重要だと思います。レンタルサーバーのサービスが終了する可能性はありますし、WordPressの開発も永遠に続くとは限りません。しかし独自ドメインさえ取得しておけばサイトのブランドを守りつつ継続することは十分可能ですし、Webサービスが終了するリスクよりはかなり小さいと思います。

総合的に考えれば2の形態は自由度が高く、事業のブランドを継続的に発展させていくことに適していると考えられます。

以下、2のレンタルサーバーを借りてのブログ運用を前提にお話を進めます。

レンタルサーバーの選定

サーバーの選定にあたっては、私は安定性とサービスの継続性を重視しました。

先述の通りレンタルサーバーでブログソフトウェアを使う最大のメリットはサービスの終了やアカウントの凍結といったブログ消失のリスクを最小限に抑えられることがあります。そのため、安価であってもサービスの安定性や継続性に疑問があるサーバーは適していないと考えられます。

オススメのサーバーについてはネット上に比較記事が多数あるためここでは割愛しますが、基本的にはシェア上位のサービスを選べば間違い無いと思います。

シェアは年々変化しますが、執筆時点ではXServer、ロリポップ、さくらのレンタルサーバーが強い印象でした。

【2024年】日本のレンタルサーバー会社シェアランキングTOP10! 世界シェアも紹介 | PicoWeb
国内レンタルサーバーシェア率TOP10と各社の特徴について解説。シェア率が高いレンタルサーバーは、サーバーが安定している、運用実績が豊富などのメリットがあります。

シェアが上位ではなくとも急速に人気を伸ばしている新興サービスも存在します。そのようなものもいくつかリストアップして料金やスペックを比較検討します。

注意点としては料金はサーバー代だけではなくドメイン代などを含め総合的に検討することです。サービスによってはサーバー代が安く見えてもドメイン代が高かったり、逆にサーバー代が高く見えてもドメインが無料で付帯するものもあるため、料金を総合的に検討することが重要になります。

また、初めてブログを運営する、Webサーバーの専門知識などを持たない場合にはブログソフトウェアのインストールが簡単にできるかということも1つのチェックポイントになります。(例えばWordPressの簡単インストール機能があるかどうか)

ブログソフトウェア(CMS)の選定

次にサーバーにインストールするブログソフトウェアを決めます。

代表的なものはWordPressです。サーバーさえ用意すればWordPress自体は無料で使え、世界シェアトップのため情報も豊富です。

WordPressはブログソフトウェアという位置付けであると同時に、CMSと呼ばれるソフトウェアの1つでもあります。CMSとは簡単に言えばWebサイトを簡単に作るためのソフトウェア(従来であればサイトのためのコーディングが必要だった)です。

CMSは現状WordPressが圧倒的なシェアを持っています。

CMSのシェアを比較!世界・日本別TOP10、おすすめツール、選ぶポイントも解説 | WEBSAS | SCSK株式会社
CMSのシェアは世界と日本で違っているのか?シェアから読み解く本当に必要なCMSをご紹介。

ブログ以外のサイトを運営する場合や企業で利用する場合にセキュリティやサポートなど特段意識することがある場合は別ですが、個人がブログを始める上ではほぼWordPress一択と言って間違いないと思います。

サーバー側も簡単なインストール方法に対応している場合が多く、私も今回XServerというレンタルサーバーでWordPressを始めましたが、特に知識がなくとも簡単にブログの立ち上げまで行うことが出来ました。(なお本記事は企業案件ではないのでご安心下さい)

ブログ名の決定

ブログ名についても、基本的にはハンドルネームと同じく好きな名前を決めれば良いのですが、場合によっては事業の顔となる可能性があることや、一度決めた場合に変更しにくいためより慎重になる必要があります。お店や法人を経営する場合には、基本的には店舗や会社名を含めることになると思います。

私が利用しているXServerにおける記事をご紹介します。

【ブログ名の決め方】具体例で学ぶ良いタイトルの条件とNGポイント
「ブログタイトル(ブログ名)」の決め方や付け方について押さえるべきポイントを解説しています。具体例も紹介していますので、決め方に悩んでいる人も、実際に検討を進めていけるようになります。ぜひ参考にしてみてください!

考慮すべき点はいくつもあり全てを満たすのは難しいですが、ここは正直時間をかける価値がある部分に思えます。

なお、商業利用するにあたっては検索での被り確認以外に念の為商標登録も確認しておくと良いかもしれません。以下のサイトで商標については簡単に検索ができます。

j-platpat

ドメインの決定

ドメイン決定の基本は短く、分かりやすく、ですが両者は相反する要素です。

省略系を使えば短くなり入力しやすく、覚えやすくなる可能性がありますが、逆に意図が伝わりづらくなれば覚えにくい原因にもなってしまいます。

こちらもXServerの記事をご紹介しておきます。

【失敗しない】ドメイン名の決め方!おすすめのドメイン取得サービスも紹介
ブログを始める際のドメインの決め方について解説しています。選ぶときのポイントをわかりやすく紹介しているので、初心者でも自分に合ったドメインを選ぶことができます。

基本はブログ名を元に決めることですが、ブログのキーワードを入れ込んだりハンドルネームを元に決めるのも1つの方法です。

なお当ブログの「potipoti-dev.com」というドメインは、ブログ名の「ぽちぽちDevelop」をわりと素直につけたものです。

完全に素直につければ「potipoti-develop.com」などとなりますが、developという単語はやや長く、devと略すのも一般的なため省略形としました。

一方「ぽちぽち」の部分は個人的にはブログ名の印象的な部分かと思ったのであえて省略せずそのまま使った形です。

これが良い例かは分かりませんが、意図が伝わり長すぎない良い塩梅を探ってみて下さい。

サーバーの登録や初期設定

さて、ここまで決めることでようやくブログの立ち上げに進むことが出来ます。

この後の手順はサーバーや使用するソフトウェアによって大きく異なるため、基本的にはサーバーの手順書などを読みながら進めることになります。

おわりに

改めてまとめてみると、結構いろいろ検討すべきことがあったことに気づきました。事実私も本業の傍ら時間を見つけての作業ですが1ヶ月近くかかってしまいました。

これらの検討事項はどれも重要なことではありますが、一方で時間をかけすぎてしまうと肝心なコンテンツの作成や副業の推進自体が遅れてしまいます。どれも後から軌道修正は可能ですので、まずは始めてみて、必要があれば軌道修正するという方針で良いかもしれません。

この記事が皆様の参考に少しでもなれば幸いです。

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