REALFORCE RC1 日本語配列、キー荷重45gのモデル(型番: C1HJ11)を購入し約1年が経過したので改めてレビューしてみようと思います。
購入直後のレビューはこちら。
総評 誰でも使いやすいコンパクトキーボード
REALFORCE RC1の魅力を端的に言えば「コンパクトだがクセがなく、誰でも使いやすいキーボード」だと思います。
私は長らくフルサイズのキーボードを愛用してきましたが、改めてコンパクト配列というコンセプトは良いものだと思いました。
持ち運ぶ用途として便利なのはもちろん、デスクに常設する場合でもスペースを有効利用できますし、個人的にはマウスが手に近くなることで、操作しやすく、疲れにくくなったことが大きなメリットだったと感じています。
昨今のキーボードブームに伴い、コンパクトサイズも様々な商品がラインナップされていますが、コンパクトの代表格であるHHKBを始め結構クセの強い仕様が多く「使いこなせるか不安」という人もいると思います。
RC1もコンパクトのコンセプトではあるのでフルサイズと比べればもちろん特殊な部分も0ではありませんが、一般的なノートPCと比べれば大差のない配列となっており、むしろノートPCのキーボードをよく使う方にとってはフルサイズよりも違和感なく切り替えられる可能性もあると思います。


仕事で他のノートPCやキーボードを触ることもありますが、特に違和感なく移行することができます。もちろんできれば慣れた打鍵感のRC1を使いたいところではありますが「このキーボードでなければ」とはならないことがRC1の大きな魅力だと感じています。
打鍵感についてもREALFORCEのスイッチは私が今更語る点も無いぐらい完成されており、打鍵感や静音性でも隙がなく、教科書的に使いやすいスイッチです。
- 打鍵感の良いキーボードを使いたい
- コンパクトサイズが欲しい
- でもあまり特殊な仕様は避けたい
という方にとってRC1はとても良い選択肢の1つだと思います。
気になる点
今のところほとんど不満点はありませんが、1点だけ挙げるとすればインジケーターの乏しさです。
RC1はF12とDeleteキーの間にLEDが1つ搭載されているのみで、操作時にこちらの色や点灯/点滅状態などで状態を表します。使用中は基本的には消灯しており、キーマップの選択状態などを確認することはできません。
私はWindows用とMac用のキーマップを切り替えて使っているのですが、OSの自動認識などの機能も無いため接続先の切り替え時に今どの設定だったかと混乱することがあります。
このあたりはシンプル、コンパクトと相反する部分ではあるので完全に好みの問題だと思いますが、使い方によっては気になる人もいるかもしれません。

最後に
元々は持ち運び用として購入したRC1でしたが、現在では完全にメインキーボードとなりデスクに常設して使用しています。
フルサイズ、テンキーレス、コンパクトといろいろと試してきた中で、ようやく自分にぴったり合うキーボードが見つかり、素直に「買って良かった」と思わせてくれる商品でした。


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