当サイトではソースコードを紹介している記事がありますが、記号の表示が一部意図しない部分があることに気づきました。
- not equalを表す != が ≠ のように表示される
- C/C++のアロー演算子 -> が → のように表示される
以下のように != が1つの文字として表示されていました。

結論としてはこれはフォント設定の問題で、意図せずリガチャ(合字)機能が働いていることが原因でした。
解説
当サイトではWord Pressのプラグイン、Code Block Proを用いてコードをハイライト表示していました。
プラグインの設定でフォントとしてJetBrains Monoを使っていたのですが、このフォントは機能としてリガチャ(合字)をサポートしており、自動的に記号の見え方を変更するようです。
公式サイトでも売りの機能として紹介されています。
JetBrains Mono: A free and open source typeface for developers
これ自体は面白い機能ではあると思いますが、自分の開発環境ではこれまで使ったことが無かった機能なので、混乱を招くかもしれないと思いました。
修正方法としては単純で、フォントを変更するのみです。
JetBrains Monoのデザインは良いと思っていたので、リガチャオフバージョンのJetBrains Mono (No Ligatures)を選択しました。(もちろん別のフォントでもOK)
記事編集画面でCode Block Proの要素を選択して、Font Stylingからフォントを変更します。

あとは記事を保存すれば反映されます。
表示サンプル
以下にCode Block Proの表示サンプルを置きます。閲覧環境により表示が異なる可能性がありますが、見え方の参考になれば幸いです。
JetBrains Monoフォント(リガチャオン)
Python
# not equalがリガチャになる例
if num != 2:
C++
// アロー演算子がリガチャになる例
hoge->fuga();
JetBrains Mono (No Ligature)フォント(リガチャオフ)
Python
# not equalが通常通り表示される例
if num != 2:
C++
// アロー演算子が通常通り表示される例
hoge->fuga();
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